ネオクラシックカーとは

現在、人気が上昇しているネオクラシックカー。2019年時点でネオクラシックカーといわれるモデルはおおよそ30年ほど前のモデルのことを指すことが多く日本ではバブル期にあたる時代です。ネオクラシックカーは1980年~1990年代に製造されたモデルを指すことが一般的と言われています。そもそもネオクラシックカーの「ネオ」は「新しい」という意味がありクラシックカーほどではないが今の時代から見たら古く趣がある車を指す言葉としてネオクラシックカーという名がつけられています。通称「ネオクラ」ともいわれる年代のモデルはコストや利益度外視のモデルが多くみられ非常に上品で耐久性が高いモデル、希少車、旧車が多く存在しています。もちろん最新モデルからしたら剛性や質感が劣る面もあるものの今乗っても最新モデルと同じように乗ることができる違和感のなさはネオクラシックカーならではの魅力といえるのかもしれません。
ネオクラシックカーが人気の理由
ネオクラシックカーがなぜ今再注目されているのでしょうか。それはズバリ「全体的な質感が高い」ということ。ネオクラシックカーといわれる年代=1980年~1990年代のモデルはボディ剛性や内装の質感、エンジンやサスペンションなどのメカニズムも非常に上品。コスト度外視のモデルも製造され、特に国産車に関してはバブル経済の影響もあり開発費を多く投入したモデルが製造されました。手に入れやすいモデルであっても高級モデルと同じような質感に仕上げられているモデルも存在し今見ても落ち着きのある快適性の高い室内空間は色褪せることがありません。エンジンやサスペンションをはじめとした走行に関わり快適性に関わるシステムも上級車と遜色がないほどのレベルであったりコストがかかったメカニズムを搭載しているモデルもあるほどです。一方、年式が古いことから定期的なメンテナンスは欠かせません。中にはパーツが手に入りにくくなっているモデルもあります。それでも自ら面倒を見て車を育てていく感覚はネオクラシックカー時代のモデルまでといえるでしょう。自分で手をかけ車と生活することを思い出させてくれるモデルがネオクラシックカーなのです。
ネオクラシックカーとクラシックカー(旧車)の違い
ネオクラシックカーとクラシックカー(旧車)にはどのような違いがあるのでしょうか。そもそもクラシックカー(旧車)自体の定義もあいまいであることからクラシックカー(旧車)とネオクラシックカーの線引きは難しいといえるでしょう。希少車も同様です。時間が経過すればネオクラシックカーもクラシックカーになることもあるため明確な区別をすることができません。一般的には1960年代~1970年代に製造されたモデルをクラシックカー(旧車)、1980年代~1990年代のモデルがネオクラシックカーとされています。