ネオクラシックカー(希少車、旧車)の
国産はどんなクルマがある?

ネオクラシックカーと呼ばれるモデルは一般的に1980~1990年代に製造販売されたモデルといわれています。今では希少車や旧車とも言えるので年式で分けて考えるのがわかりやすいです。具体的な車種としては名機と呼ばれるRB26エンジンが搭載されたスカイラインGT-R(R32、R33、R34)、特にR34のGT-Rに関しては生産期間が短くスカイラインGT-Rの集大成として現在価格が高騰しています。そのほかにもフェアレディZ、NSX、ソアラ、RX-7、スープラ、ロードスター、S2000、カプチーノ、ビートなどスポーツカー、オープンカー、ハイソカーやデートカー、普通車から軽自動車まで多くの車種がネオクラシックカーとして今再注目されています。特に走行性能を極め空間を贅沢に使う2ドアモデルはバブル経済時代に人気がありました。その後、国産2ドアモデルは姿を消し今では下火状態。新車で魅力的な国産2ドアモデルが減っている現状もあり2ドアモデルが多くラインナップしていたネオクラ時代のモデルに注目が集まっているのです。

なぜ国産ネオクラシックカーが高価買取なのか

ではなぜ今国産ネオクラシックカー、希少車、旧車の買取価格が高騰しているのでしょうか。その理由はしっかりとした作りが評価されているからです。具体的にはボディの剛性、エンジンの作り、質感の高い内装などコストを度外視した設計や開発がされているところが評価されているポイントです。今でも安さや古さを感じない落ち着きのある作りこみがしっかりとしたインテリアやエンジン・トランスミッション・サスペンションなどメカニズムは現代の最新モデルと対等に比較できるほどのポテンシャルを秘めています。また、車を運転する楽しさや快感があるドライビングフィールも国産ネオクラシックカーのポイント。少しクセのあるモデルやスパルタンなモデルは現代の車にはない刺激的な走りを提供してくれます。ドライビングの楽しさを追い求め上質な室内空間を持つモデルが国産ネオクラシックカーであり、高く評価されている理由・高価買取される理由なのです。

なぜ国産ネオクラシックカーが人気なのか

国産ネオクラシックカーが人気の理由としては1980~1990年代の時代背景が大きく影響しています。日本の経済事情においてネオクラシックカーが開発・製造・販売されていた時代はバブル経済真っただ中。とにかく良いモノを作ろうといった動きがあった時代です。生産コストや開発費が多くかけられた国産ネオクラシックカー(旧車、希少車)は作り込みの深さから今の時代に改めて評価され人気が高まっているのです。性能重視の車づくりは非常に個性的で各メーカー各モデルごとの特徴がはっきりしていることも国産ネオクラシックカーが人気の理由として挙げられます。国産ならではの安心感、長期間にわたって乗っても飽きが来ないデザイン、キャラクターがはっきりしているモデルには今でも根強いファンが多く存在していることから人気が維持されモデルによっては新車を上回る価格で取引されるのです。